建設業における重機管理の調査レポート『重機の管理方法について』

重機管理の実態について、弊社の受発注者間情報共有システム(現場クラウドOne)をご利用されている全国の建設会社様を対象に調査を行いました。

本記事では、その結果をご紹介していきます。

調査レポートは、『重機の管理方法について』『重機の割り振り・稼働状況の把握について』の2部構成となっており、今回は第1部『重機の管理方法について』をご紹介します。

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【調査内容】
調査概要:建設業における重機管理の実態調査
調査時期:2022年3月
調査対象:建設業に従事する弊社システム(現場クラウドOne)のユーザー
回答者数:206人
調査方法:インターネット調査

重機の管理方法について



自社保有またはリースの重機の管理方法について聞きました。回答結果より「特定の役員または社員による管理(62.1%)」が最も多く、次いで「ホワイトボード(41.3%)」となっています。「重機管理ソフトウェア(2.4%)」と答えた人は、最も少なかったです。

重機の保有またはリース台数による管理方法の違いについて







重機の保有またはリース台数による管理方法の違いについても調査しました。『10台未満』、『10台以上30台未満』、『30台以上』のいずれも「特定の役員または社員による管理」が最も多い回答でした。次いで「ホワイトボード」と答えが多く、保有台数による管理方法の違いはありませんでした。

重機管理における課題



重機管理の課題についても聞きました。「重機の稼働予定は担当者にしか分からない(35%)」が最も多く、次いで「利用したいときに重機がない(33.5%)」があり、他にも「 重機の不必要なリースが行われていることがある(28.2%)」、「重機の現在地がすぐにわからない(25.7%)」という回答もありました。一方で、「課題は特になし(28.2%)」と答えた方もいます。

また、重機管理の課題については、以下のような意見がありました。(一部抜粋)

【重機の保有台数が10台未満の企業】

・自社重機の稼働率を高めたい。
・現場での稼働時間の把握が困難。
・現場担当者による予約(利用予定と配置)と管理の電子化が課題。
・整備状況や故障個所の把握をしたい。

【重機の保有台数が10台以上30台未満の企業】

・無駄なリース、配置の削減。
・重機や車両の総合的な管理や稼働状況が、社員全員閲覧できると良い。
・なるべく時間をかけずに重機の稼働状況を把握したい。
・故障、修理中など使えない状況にあることが把握できていない。
・オイル交換、エレメント交換の時期を忘れてしまう。
・他現場との重機調整が難しい。必要な時にあいているかわからない。
・使用機種に偏りがある。
・故障や不備が発生している場合に、現場で使用前にしかわからない時がある。
・携帯が繋がらないこともあり、重機の配置を確認するまで時間がかかる。
・重機オペレーターからでも携帯等で使用予定等管理できるようにしたい。
・重機管理の担当者が把握しきれていない。

【重機の保有台数が30台以上の企業】

・稼働状況を把握し切れていないため、国交省の調査の回答に困る。
・他の現場で空いているのにリースして、不必要なリース費を払っている。

調査結果のまとめ

以上の調査結果から、重機の管理方法は重機の保有・リース台数に関わらず、特定の役員または社員による管理やホワイトボードで管理をしており、「重機の稼働予定は担当者にしか分からない」、「利用したいときに重機がない」、「重機の現在地がすぐにわからない」といった課題を持っていることが分かりました。

また、課題の中には「故障や不備が発生している場合に、現場で使用前にしかわからない時がある」、「故障、修理中など使えない状況にあることが把握できていない」といった重機の整備に関しても意見がありました。

これらの課題を解決する1つの手段として、クラウドシステムの活用があります。重機の稼働予定が誰でも見れるようになるので調整が楽になり、余計なリース契約を削減でき、利用している重機の偏りがなくなります。

弊社が提供している現場クラウドArune(アルネ)は、重機や機材の位置情報・稼働状況を見える化し、効率的な運用を支援するサービスです。管理したい重機にセンサーを設置するだけで重機の現在地、稼働予定、稼働状況、点検結果などが、誰でもどこからでも確認できるようになります。

より詳しい情報が知りたいときには下記HPよりお問い合わせください。

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